후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ひとうとうこうき
比島投降記
石川 欣一
石川 欣一의 比島投降記(ひとうとうこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 68,333자 · 134화면
しても、民間機の飛来など可能の余地が全くないので、五月末日、警備隊のS大佐の意見を参考として行動を起し、北上してドモン河の中流クマオ地区に移動したのである。この時軍の南下に従って南下したもの、ツゲガラオにとどまったもの、五号線を避けて――空からの襲撃と河向うからの銃砲撃のために、この国道筋は決して安全ではなかった――山伝いに北方へ行こうとしたもの等もあったが、僕等は真直ぐクマオに逃げこんだ。この地、河の両側約一キロが平地で、丘陵地帯がこれに接している。その丘陵も右岸のは密林におおわれ、敵機の攻撃に対しては安全だったが、地上部隊がすごい勢いで進撃してくるので、七月二十日前後から、野戦病院を初め、多くの非実戦部隊や我々みたいな非戦闘員が、さらに上流地区へ移動し、大密林の中で山蛭にくいつかれながら、いわゆる現地自活をやっていたのである。その内に終戦となり、師団参謀A中佐が米軍と連絡をとった結果、九月五日の病院と婦女子の隊をトップとして、約一週間にわたってドモン流域の各部隊が次々にカピサヤンで投降することになった。いわばこれは筋書を立て、スケジュールによる投降だったのである。