후리가나로 읽는 일본 고전
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ひとうとうこうき
比島投降記
石川 欣一
石川 欣一의 比島投降記(ひとうとうこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 68,333자 · 134화면
今度の奴等は恐ろしく規律が厳重で、おまけに八〇パーセントが大学卒業生であり smart guy がそろっているから気をつけなよ」といった。なるほどいつか警備兵も変ったと思うと、ある日大きなタンクがガラガラ走って来て目の前を過ぎ、右に曲るのを見ると、プロペラも舵もついていて、空中でその舵が右に曲っている。タンクは飲料水をはこんで来たのである。ついでにいうと、水はリスター・バッグというズック製の袋に入れ(その底に近く飲口がついている)収容所の各所に置かれてあるが、十数キロの地点まで汲みに行った上に、浄水薬で消毒したのを飲ませるのである。リスターとはどんな意味か、誰かに聞こうと思いながら忘れていたが、英国にリスター卿という予防医学だかの大家がいたので、その人の考えた装置なのかも知れない。飲口の栓を押すと水が流れ出すので、水に直接容器なり、ないしは人間が口をつけたりして、水を汚染する危険がない。そういう風に出来ているのに、何と思ってか、蓋をあけて袋の内に飯盒を入れ、水を汲もうとする兵隊を再三見て、僕は注意を与えた。「そこの栓を押せば水が出ますよ」というと「そんなことは知っているが、水が出ないから蓋をあけたのだ」