후리가나로 읽는 일본 고전
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うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
二葉亭 四迷의 浮雲(うきぐも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,980자 · 222화면
昇は萎れ返ッている。
「戯談と聞かれちゃ填まらない、こう言出すまでにはどの位苦しんだと思いなさる」
ト昇は歎息した。お勢は眼睛を地上に注いで、黙然として一語をも吐かなかッた。
「こう言出したと云ッて、何にも貴嬢に義理を欠かして私の望を遂げようと云うのじゃア無いが、唯貴嬢の口から僅一言、『断念めろ』と云ッて戴きたい。そうすりゃア私もそれを力に断然思い切ッて、今日ぎりでもう貴嬢にもお眼に懸るまい……ネーお勢さん」
お勢は尚お黙然としていて返答をしない。
「お勢さん」
ト云いながら昇が項垂れていた首を振揚げてジッとお勢の顔を窺き込めば、お勢は周章狼狽してサッと顔を※らめ、漸く聞えるか聞えぬ程の小声で、
「虚言ばッかり」
ト云ッて全く差俯向いてしまッた。
「アハハハハハ」
ト突如に昇が轟然と一大笑を発したので、お勢は吃驚して顔を振揚げて視て、
「オヤ厭だ……アラ厭だ……憎らしい本田さんだネー、真面目くさッて人を威かして……」
ト云ッて悔しそうにでもなく恨めしそうにでもなく、謂わば気まりが悪るそうに莞爾笑ッた。
「お巫山戯でない」
ト云う声が忽然背後に聞えたのでお勢が喫驚して振返ッて視ると、母親が帯の間へ紙入を挿みながら来る。