후리가나로 읽는 일본 고전
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かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
海野 十三의 火星兵団(かせいへいだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 307,889자 · 618화면
だが、先生は気が気ではない。警視庁へ出かけた博士が、いつ、ここへかえって来るか、知れないのだ。
見つかれば、たいへんなことになる。博士にことわりなしに鍵を持出し、この秘密室にはいっているのだから、見つかれば、博士はどんなに怒り出すか知れない。その結果、せっかく新田先生が、博士の力を利用して、モロー彗星衝突によるわが地球人類の全滅を、何とかして食いとめたいと努力をしていることが、一切だめになる。
先生は、腕ぐみをしてしゃがんだまま、しきりに頭をふったが、この部屋の謎は、一向にとけなかった。
先生が、考えこんでから五、六分のちのことであったが、ふと先生は、あやしい物音を耳にした。
「おや、何の音だろうか、あれは……」
先生は、けげんな顔で、聞耳をたてた。
ごとん。――しばらくして、また、ごとん。
「ああ聞えた。あれは一体何の音だろうか。うむ、床下から聞えて来るようだ」
先生は、足音をしのばせて、立ちあがった。どこかに、床下へはいる場所がありはしないかと、部屋の中を見まわしたが、何しろ、とっさのことでもあり、そんなものは見あたらなかった。
(どうしたら、床下が見えるだろうか?)