후리가나로 읽는 일본 고전
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かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
海野 十三의 火星兵団(かせいへいだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 307,889자 · 618화면
怪人丸木のため、情の心を教えている千二少年こそ、不思議な役割の人であった。
丸木は植物であるから、植物には持合わせがなく、動物にかぎり持合わせている情の心がうらやましくてたまらないのである。だから丸木は、情の心を自分のものにして、更に高等な火星人となろうとしたのであった。
火星の王様にペペというのがいた。彼は広い火星を自分一人の手でおさめているという、たいした王様だった。丸木はそのペペ王さえ持っていない情の心を、自分は持ちたかったのだ。そうすれば、丸木はペペ王よりも、高等な生物になれると考えたのであった。
丸木は千二少年をそばにおいて、少年といろいろの話をしたり、それからまた少年をおこらせたり、悲しませたり、それから、ほんのちょっぴりではあるが、少年を喜ばせたり笑わせたりして楽しんでいるのであった。勉強のかいが、あったとでも言うのであろう。このごろでは丸木はだいぶん情の心が湧いて来るようになった。
「おい、千二。わしはお前に金でこしらえた、おもちゃをやろうと思うよ」
「ほんとう? ほんとうならうれしいなあ」
千二は喜んだ。千二が、喜ぶと、
「千二、お前が喜ぶと、わしも、うれしくなるよ。