일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かせいへいだん

火星兵団

海野 十三

海野 十三의 火星兵団(かせいへいだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 307,889자 · 618화면

아오조라 문고

科学国ドイツの技術を総動員しても、火星人のつくった宇宙艇には、かなわなかった。

モロー彗星は、いよいよ近づいた。

地球から見ると彗星の頭は満月の二倍ぐらいに大きくなった。

夜分だけしか見えなかったその彗星は、このごろでは、昼間も空中にうっすらと姿が見えるのであった。

地上の人間は、日毎夜毎にモロー彗星の怪奇な姿におびやかされ、神経衰弱にならない者はないと言っていいほどであり、おかしくなる者が平年の百倍千倍にもふえていった。

モロー彗星の尾は気味のわるい青白い光を放った。天空を大きな川のように流れていたが、その形はいつも同じではなく、風にふかれる煙のように方向が変り、形が変った。それは太陽の影響によって、ふき飛ばされるのだと学者は説明した。

このような、怪しげな天空の下に、地上の人々がだんだん望を失って来たのも、無理のないことであった。

しかし、いつの世にもそうであるように、どんな悪い世の中のありさまの時にも、決して負けない人間もいた。いや、かえってそういう苦しい困った時に、元気や勇気が出て来る人間がいた。

日本人とドイツ人とイタリヤ人とアメリカ人とは、なかなか勇敢な人種であった。