일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ろうごくのはなよめ

牢獄の花嫁

吉川 英治

吉川 英治의 牢獄の花嫁(ろうごくのはなよめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,213자 · 325화면

아오조라 문고

加山が、二、三度も、丸太の根につまずいたのに、彼女は女らしい細心さと敏捷な速度で、外の、桐畠の闇に、かくれ込んでしまった。

先へ廻った波越八弥は、ふいに、彼女の前面へ出て奇襲した。それには、彼女もあわてたらしく、あッ、と軽い声をあげて戻りかけたところを、波越は、腕をのばして、むずと、頭巾をつかんだ。

有明けの空のような、仄白い、脅えた女の顔が、斜めに頭巾から剥くり出されたが、そのとたんに、波越八弥は、ほとんど、喪心するような驚きをあらわして、

「やっ! 貴女は」

と、叫んだ。

同時に、手を離した。――引き合っていた頭巾の手を。

放たれた小鳥のように、彼女の姿が、真ッ暗な風のなかへ、ばたばたと消えてゆくとすぐに、そこへ、息を喘いて来た加山耀蔵は、憤然と、友の腕くびを引っ掴んで、

「波越ッ、に、にがしたな貴様はッ」

「ウーム、逃がした」

「故意だ! たしかに故意だ」

と、彼の不甲斐なさを怒るが如く、つかんだ手を捻じ上げて、

「な、なんで、逃がしたかッ……。こらっ、波越! き、きさまは」

「ま、待て」

「ええ、癪にさわる、腹が立つ。待てもくそもあるものかッ。残念だ、残念だ」