일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ねこののみとりぶし

猫の蚤とり武士

国枝 史郎

国枝 史郎의 猫の蚤とり武士(ねこののみとりぶし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,496자 · 368화면

아오조라 문고

(扉は開かない、決して開かない!)

と、そう信じておりながら、そういうことを知らないで、民弥が一生懸命さがしている、それを絶望させまいとして、厭々ながら探していると、そういったような探し方であった。

どこにも扉をあけるカラクリはなかった。

民弥も絶望して突っ立ってしまった。

「これはこういう扉なのですよ」

と、梶子は弱々しい声で云った。

「外からはあのようにして開けられるのです。で、この部屋へはいった人は、扉と岩の縁との間へ、かい物をしなければいけないのです。かい物をかって扉をささえて、閉ざされないようにして置くのです。……何んてわたしたちは馬鹿だったんでしょう。……扉のあいた嬉しさに、前後を忘れて飛び込んでしまって、そういう処置をとらなかったとは。……いいえ妾がわるかったのです。……妾のような商売の者こそ、そういうことには常日頃から、注意しなければならなかったのに。……」

呼吸がだんだん苦しくなって来た。

この洞窟のあるところに、こもっているという毒素を持った空気、それがだんだん二人の呼吸を、侵して来たのかもしれなかった。

呼吸がだんだん苦しくなって来た。