일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ねこののみとりぶし

猫の蚤とり武士

国枝 史郎

国枝 史郎의 猫の蚤とり武士(ねこののみとりぶし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,496자 · 368화면

아오조라 문고

と民弥は笑っていた顔を、ここでにわかに厳めしく!

「ついてはまことにお痛わしゅうござるが、虫部屋と称する特殊の部屋へお住居をお移し致さねばならず、いやお移しいたすでござろう!」

「虫部屋?」

と萩丸は怪訝そうに、その清らかな少年らしい眼へ、疑惑の色を浮かべたが、

「何か? 虫部屋とは? え、何か?」

「そこへおいでになりましたら、自ずと知れるでござりましょうよ」

「そうか、行こう、どこへでも行く」

「ではおいでなさりませ」

云って民弥は立ち上がった。

「どこにあるのだ、その虫部屋は?」

「私についておいでなされ、おのずと知れるでござりましょう」

「おおそうか、では行こう」

間もなく二人は月の光で、蒼白く見える裏庭へ出た。

その裏庭には尚二軒の、独立した建物が立っていたが、その一軒の門口へ、つかつかと民弥は寄って行った。

「爺、いるか、用意は出来たか」

「へい」

と云いながら一人の老人が、門口へ姿をあらわした。

それは義党の本部ともいうべき、これらの建物を管理している、万平という老人であり、萩丸へ飲食の世話をしていた、その同じ老人であった。

「へい、用意はお云い付けどおり、致し置きましてござります」