후리가나로 읽는 일본 고전
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げんだいにほんのしそうたいりつ
現代日本の思想対立
戸坂 潤
戸坂 潤의 現代日本の思想対立(げんだいにほんのしそうたいりつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 125,540자 · 245화면
帝国の政府が、この種の社会科学的な思想上の一態度を声明したことは、殆んど未だかつてなかった重大事件だったと云わねばならぬ。
尤も広田首相が排撃を声明した自由主義なるものがなにを意味するのか、理論的には甚だ曖昧であることを免れなかったが、他方美濃部学説其の他の憲法学説に現われた所謂自由主義なるものを見れば、自由主義排撃なるものの一応の内容は知ることが出来よう。とにかくこの自由主義は一定の憲法学説、一定の国体観を意味したのだが、それと同時に極めて近代的な政治観念としての言論の自由をも意味したのだ。だから自由主義排撃なるこの日本型ファシズムの進行は、単に議会権能の抑制だけではなく遂に可なり極端な言論抑止と言論統制とを結果した。官製のニュース以外に出た社会的刺激になる報道は総て流言・飛語・浮説・と看做された。
一例は『朝日新聞』経済記者のスクープによる東株暴落事件である。之によって記者達は流言浮説をなしたという廉で(社内では事実そう見なくても社会上の名分ではそういうことになる)、退職を余儀なくされている。この例でも判るように都下及び全国の有力な新聞紙はその報道の自由を著しく奪われた。