일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いしかりがわ

石狩川

本庄 陸男

本庄 陸男의 石狩川(いしかりがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 253,535자 · 506화면

아오조라 문고

彼らの小屋では焚火のあかりで夜を過したが、ここには、これはこれは――と見あげる珍しいランプがともっていた。その輝きを煌々と感ずるだけでもほッと救われるのである。板のあい目や節穴から洩れる光線が、黒い闇のなかに角のように伸びているのも、見た目には心強いものであった。

ここは城中であり、邦夷の居室であった。親しみ深く、しかも厳粛な一廓であった。

人々は事ある毎にここに集った。おのれのことと彼らのこととは同じことであった。一たびは解体した一つの家中のうち、えらばれた彼らの一団の四十数名が再び結集したのであったから――みずからの意志は、取り囲んでいる中心の邦夷にすべてを任せていた。ささげた信頼は誠意となって酬われることを知っている。

今宵も集っていた。その気配を感ずると阿賀妻の心は子供のようにときめいた。彼のために集ったのかとさえ考えた。肥沃の地に対するあれほどの渇望を、今こそ――今日の今から医すことが出来るのだ。彼は足をはやめた。妻の姿は脳裡から消えていた。空腹さえうち忘れ得た。同じ思いで、同じ喜憂に包まれた一団でなければならない。

だが、すたすたとやって来た阿賀妻は何かに衝き当ったように、ふいに立ちどまった。