일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いしかりがわ

石狩川

本庄 陸男

本庄 陸男의 石狩川(いしかりがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 253,535자 · 506화면

아오조라 문고

少し傍らに寄って、邦夷がその前に立った。左には阿賀妻謙、右には相田清祐が白光りのする頭髪を風になびかせた。それに向いあう形で、家中の面々はそれぞれ自分の位置に佇立した。更にそのうしろに、女どもは草ッ原を踏みつけ、半身は草に埋もれ、おのずから定まった場所に立つのであった。

彼らの家中の四十何戸、百何十人かはここに立った。それにしてもこれは宏大な原野であった。草葉の蔭に背丈を没して、不意に彼らは眇とした存在に化したのだ。

邦夷は黙って立っていた。人々は彼の言葉を待って見つめていた。そのうちに彼らは、主君邦夷の笠の緒が垢によごれて黝んでいるのを発見した。

これは全く発見であった。彼らは目を瞠った。もっとよく確かめたかった。けれどもそのとき邦夷の表情が動いた。黒い翳が顔を流れた。

家中のものは忙てて眼を移した。そこには阿賀妻がいた。彼のそげた頬には無精ひげが風にしなっていた。

女どもが嗚咽した。だが彼女らの泣き声は、草藪の底を流れるトウベツ川の瀬音にかき消された。川の水は、辛うじてここに辿りついたこれらの人間が、あんなに困苦して穿った路とは反対に、淙々と自分の路を流れて行った。