후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
いしかりがわ
石狩川
本庄 陸男
本庄 陸男의 石狩川(いしかりがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 253,535자 · 506화면
街のなかに佇立していた彼ら主従五人のものだけが、その合唱から取り残されていた。
「主事!」とふたたび邦夷は阿賀妻に呼びかけた、「直ぐに、その――判官どのとやらに乞うてみようではないか、早いがよい」
焦慮であった。――知らずに屈服の姿勢を取っていた。すると阿賀妻の気持には立ちどまるものがあった。それはこの場合どうにも現しようのないものである。しかもあっさり打っちゃることも出来ない気持であった。彼は二三度、眉をしかめるほど強く瞬きをした。目先を霞ませるものを取るかのように――
動乱の隙間にすべりこんだとしても、この地位までのぼって来た判官は如才ないものであった。名目は反故になったが、まだうろうろしている昨日までの大名を見て取った。その気持を小さくした家臣をふくめて、彼らの気質にも通じていた。
その日をもって邦夷は開拓使貫属に任ぜられた。そして旧家臣を招致するため、本庁の附属船である庚午丸を使用すること。この移募資金の返還は、後日移民をしてサッポロ経営の事業に従事させること。判官は胸をたたいて同意した。添書しようと筆を取った。万事は東京にある出張所――実はそこが本庁の仕事をしていたので――に於いて決定するであろう。