일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いしかりがわ

石狩川

本庄 陸男

本庄 陸男의 石狩川(いしかりがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 253,535자 · 506화면

아오조라 문고

沮喪した家中のものと共に、生きもしよう死にもしようと、両肌を脱いだ彼の決意を蔑しろにすることは出来なかった。

彼もまた、「ありがたい仕合せ」と挨拶をした。

屈服であったが、それもまた止むを得なかった。

それでは――と、移住計画の主事に任ぜられていた阿賀妻の胸にひらめいたのは、トウベツという土地であった。既に松浦武四郎踏査による地図によって先頃からひそかに調べておいたものであった。広袤百里、樹木鬱蒼たりと聞き伝えた平原であった。そこを灌漑する川は沼から来る川の意味によって、トウベツ河と名づけられていた。間もなく合するのは大いなるイシカリ川。流れ下った河口の海港に達するまで、この間はおよそ六里半か。河舟による交通や運送も不可能ではあるまい。

せまい開墾小屋の外まで居ならんだこの家中は総勢四十六人である。髷を切ったものも相当あったが、脇差だけは離し兼ねていた。こういう悲惨な姿で、こういう目的のために寄り集まろうなどと五年前の彼らは夢に見たこともなかった。小屋小屋の軒や戸口では、女子供らがしのび泣くのだ。

それは明治四年の旧五月四日であった。

梅雨の来ぬ間にという心づかいもあった。