후리가나로 읽는 일본 고전
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ちちぶのみやでんかにじしてやりがたけへ
秩父宮殿下に侍して槍ヶ岳へ
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 秩父宮殿下に侍して槍ヶ岳へ(ちちぶのみやでんかにじしてやりがたけへ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,876자 · 20화면
燕岳から大天井岳まで
燕岳から大天井岳まで
中房温泉から燕岳への路は、もとは濁沢の左岸の尾根を登るものと、カッセン沢の下手から登るものとの二があって、両方とも濁ノ頭の三角点付近で一に合する。後者は碌に路形もなく、人も余り通らない。大抵は前者を登ったものであるが、今は反対にカッセンの方が修理されて好い路となった。始は木立のまばらな笹の深い山ひらを急に登って、中房川と北中川とを分つ尾根の上に出ると、其処は濁ノ頭の三角点に至る距離の略ぼ中央あたりで、霧藻の垂れ下った栂や唐檜などの立派な針葉樹林である。夫からは楽な登りを続けていつか三角点を過ぎ、木立を抜け出ると偃松の散生した草原に、黄金色の信濃金梅や純白な白山一華、夫等に交って大桜草、小岩鏡などの紅花を点綴したお花畑を眺めながら、燕の小屋場といわれていた山稜上の一地点に達するのである。以前は偃松で組んだ粗末な小屋が有ったり無かったりしたものであるが、今は三、四十人も泊れる立派な小屋が出来たので登山は非常に楽で便利になった。其処から北に二十分も登って行くと大きな岩の突起に達する、それが燕岳であって、二等三角点の標石があり、海抜高距は二千七百六十三米余と測られている。