후리가나로 읽는 일본 고전
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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
三遊亭 円朝의 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)(あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 196,342자 · 389화면
ゆえ、其の機みに頭巾の紐が切れましたが、切れなければ倶に引摺り込まれる処を、彼の侍は誠に運の好い奴でございまする。松の根方へ片手を掛けて身を引く途端に落ちて往く様子を見ると、小左衞門は左の手に一節切を持ち、右の手に頭巾を持ったなりモンドリを打って高嶺から市川の流へドブリと落入りましたから、丈助も百姓も恟りしてかたまってしまい、彼の侍の様子を見ることが出来ません。暫くして丈助が怖々ながら首を上げて様子を見ると、頭巾が取れたから顔はあり/\と見えます。年齢三十五六にして色白く、鼻筋通り、口元の締った眉毛の濃い、青髭の生えた大髻で、二十日も剃らない月代頭でございます。漸く起上って膝に付いた泥を払い、大小の抜けかゝったのを揺り上げ、松の根株へ片足を掛け、小左衞門が落入ったかと見おろしましたが、夕霞が深く立ってはッきり見分りませんから、彼の侍が鐘ヶ淵の水面を覗き込む、途端に安国山総寧寺の夕勤めの鐘の音が、微かにコーン/\と聞えました。この侍は何者か、一寸一息つきまして申し上げます。
二十一
彼の稻垣小左衞門を突落した侍は、金森兵部少輔の家来で、百六十石頂戴致しました