일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ささめゆき

細雪

谷崎 潤一郎

谷崎 潤一郎의 細雪(ささめゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 226,715자 · 431화면

아오조라 문고

「こいさんは?」

と、二人になると鶴子は云った。

「こいさんはさっき迄一緒やってんけど、うちは遠慮しといた方がええことないやろうか云うて、………」

「何でやねん。………来てくれたらええのんに」

「あたしもそない云うてんけど。………ほんまのとこは、この二三日忙しいことが続いたよって、体がえらいらしいねんわ、何と云うても、まだ本当でないねんな」

幸子は、姉と向い合って座に就いた瞬間から、この数箇月来抱いていた淡い反感のようなものが次第に消えて行くのを覚えた。遠く離れて考えていた間こそ、快からぬ感情も湧いたけれども、こうして差向いになって見れば、姉はやっぱり昔の姉で、何処も変ってはいないのであった。そして今、歌舞伎の狂言のことを聞かれて見ると、たまたま四人の姉妹が東京に落ち合いながら、ひとりこの姉を除け者にして芝居に誘わなかったことが、何だか意地悪をしたようで、済まなく感ぜられて来るのであった。姉はそれをどう云う風に取っているか、おおどかな彼女の性質として、別に何とも感じていなければよいけれども、いくつになっても娘心を失わない人のことであるから、芝居と聞けば一緒に行きたいところであろう。