후리가나로 읽는 일본 고전
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びしょうじょいちばんのり
美少女一番乗り
山本 周五郎
山本 周五郎의 美少女一番乗り(びしょうじょいちばんのり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 73,583자 · 149화면
真偽はそれだけで明らかだ。
「いかにもこれこそ真の遺言書じゃな」
内膳正は頷いて、
「改めて読むぞ、一同しかと承れ。――遺言の事、当家跡目の儀は、一族間部下総守の二男、龍之助を以って満里子の婿とし、家督相続仕るべき事、間部下総殿にはすでに承知なり。この儀、神明に誓って違背あるべからず。――なお、分家頼母ことは、かねてより悪心強く、当家横奪の陰謀あり、諸士よく勉めて謀計にかかる事なかれ」
聞いていた頼母はじめ、相良外記以下一味の人々は色を喪った。――板倉侯はすかさず、
「千草とやら、この遺書がいかにして人形の中にあったか、その訳を申してみい」
「申し上げまする」
千草はきっと面をあげて、
「わたくしの兄は数馬と申し、中小姓を勤めておりましたが、殿より板倉様へ御遺言書をお届けするよう申し付かりました時、家へ立寄りましてわたくしに向かい、御分家さま始め御家老さま方が穏やかならぬ企みを遊ばしている様子、この御遺書は必ず狙われるであろうから、姫君のお人形の中へ隠しておけと、真の御遺書はわたくしに渡し、別に一通の偽遺書を作りまして、お邸を出て行ったのでございます、――わたくしは直ぐ御殿へあがりまして、誰にも知られぬよう、お人形を自分の部屋へ移し、ただ今の通り御遺書を隠したのでございます」