후리가나로 읽는 일본 고전
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びしょうじょいちばんのり
美少女一番乗り
山本 周五郎
山本 周五郎의 美少女一番乗り(びしょうじょいちばんのり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 73,583자 · 149화면
「そんな事、貴様の指図は受けねえや」
「何でもいい、ここを引取れ」
「厭だ、おれはさっきからここにいるんだ。引取るなら貴様引取れ」
市之丞は再びじろりと見やって、
「よし、では引取るから邪魔をするな、変な真似をすると痛いめをみるぞ、――小房どの参りましょう」
「……はい、――」
市之丞の背へ縋るようにして、小房が歩きだすのを見ると、大九郎はちぇッと舌打ちをしていきなり、
「やいみんな、殴っちまえ!」
と喚きざま、自分から先に棒切れをふるってだっと殴りかかった。――そのくらいの事は覚悟していた市之丞だ。
「――卑怯者!」
と叫んで体を躱したと思うと、伸びて来る相手の脾腹へ拳が飛ぶ。同時に身を、翻えしたと思うと、大九郎の大きな体はぶざまに四、五米つんのめって倒れ、市之丞はいつ奪い取ったか相手の棒を右手にぬっと立って、
「おのれ曲者、手向かいするかッ」
大声に喚きながら睨め廻した。勢いの凄まじさに悪童たちは、ひと堪りもなく、
「かなわねえ、逃げろ」
と大九郎を置捨てにして見返りもせず逃散ってしまった。――地面に這って脾腹を押さえながら意気地なく呻っている大九郎をちらと見やった市之丞、