후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
おうがいのけんこうとし
耄碌寸前
森 於菟
森 於菟의 耄碌寸前(おうがいのけんこうとし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 43,925자 · 89화면
人のかわるごとの手入れのためにほとんど毎年多額の費用をかけ、かつ空いている期間が多いので、観潮楼はその維持費以上にはあまり多くの寄与を私の家計にもたらさなかった。家の腐朽はその建築が古いというだけではなく、やはり蔦が多年水を吸い上げたのでそれが枯れた後もその全部は取りきれず、そのために羽目板も柱も全体が腐って来たからなのである。かくして、後にはほとんど父の名さえ知らぬであろうと思われる人がただの借家としてこれに入り、しかも当時農村には小作争議、工場には同盟罷業の頻発する時代にあって、借家人の鼻息は強く、なるべく家賃を踏み倒し家主を困らせるのが当然のこととみられる有様であったので、終りにははなはだしい破綻が来たのであった。それは私が大宮に移る少し前、昭和五年末から数年にわたる紛争でついに私の方から弁護士を煩わして立ち退きをせまるような不祥の事件を招来した。
その時の借り手は何か投機的の事業をしている人で、都合がわるいから家賃をひと月のばしてくれから始まって、三月四月の間にひと月分くらいを入れることもあるが結局半年分以上たまったころに畳や建具の修膳をしろといい、その要求をすぐに実行せずにいると、こんな壊れた古家で家賃をとるとはけしからん、引き移るから立退料をよこせと居直って来たのでやむをえず裁判沙汰にしたの