일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おうがいのけんこうとし

耄碌寸前

森 於菟

森 於菟의 耄碌寸前(おうがいのけんこうとし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 43,925자 · 89화면

아오조라 문고

であった。話がまだそれほど険悪にならぬうち家の模様がえのことで、差配ではわからぬから家主に折り入って相談したいと申し入れて来たことがあった。そこで私の住居は大宮だから来訪を求めるのも気の毒と、私は大学の帰途立ち寄った。観潮楼を出てから借主のかわる間の手入れを見に来たことは数回あるが、他人の住家としての観潮楼を私が訪ねたのはこの時が初めてで、幼いころから長年の間祖母や父と住んだ思い出深い玄関に訪客として立つのもなんとなく面白くなかった。外から玄関に向って右側の柱に「聖廟楽器」と彫った小形の半鐘が吊られ、その傍の釘に小さい撞木が下げてある。お客でこれを叩く人は少かったから後には別に呼鈴をとりつけた。欄間の正面に横長の額が掲げられ賓和閣と浮き彫りしてある。この額をとりつけた数年前のことをこの時私は思い出した。これは朝鮮から帰った軍医が贈ったので父自ら金槌でこれを下げるための釘の頭を叩いたのである。父の上っている足つぎをおさえていたのは私であった。それは「ある明るい日」の午後で大正の初め、義母は留守であった。母がいては父と私はこんな父子らしい姿をその眼にさらすことは決してできない。