후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(五)金の鯉
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(五)金の鯉(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,062자 · 276화면
――
そう考えた末に、孫右衛門は、「もう一度生き返って来られるものなら、たった一日だけ死んでみたい、多勢の俺の讃美者崇拝者の中で誰が一番俺のために泣いてくれるだろう」――そう思いもし、腹心の草間六弥に漏らしもするようになりました。
何千両、何万両となくバラ撒いた金が、人間の真情まで購い得るものと、孫右衛門は思い込んで疑いもしなかったのです。
「綱七が死んだと聞くと、そいつが俺だったらと思ったに違いない。すぐ土手の煮売屋まで飛んで行って、投げ出した小判で三百両、綱七の棺へは石っころと古蒲団を詰めさせ、死骸を貰って、夜中に松永町まで運んで来た。夜泣き駕籠が腰を抜かすほど金をやって運んだ細工だから、手数はかからないが、――こんなイヤな仕事はなかったよ、それもこれも孫右衛門殿の物好きから始まったことで、私が作者などとは、とんでもない、そればかりは、親分の前だが、鑑定違いというものだ」
「それから」
平次は静かにその先を促します。
「着物を換えたり、鬢を染めたり、床の中へ入れたのは真夜中過ぎ、主人の孫右衛門殿は、納戸の後ろにある、小部屋に身を潜めて、それからまる一日様子を窺った」