후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(六)結納の行方
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(六)結納の行方(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 142,597자 · 289화면
「お品さん行ってみよう、一刻の後れは千里の後れだ、細工を隠す隙のないうちに踏込んでみよう」
「…………」
一気に飛出す平次。お品ももう、女だてらの遠慮などをしてはいられません。
二人が海雲寺に着いた時は、境内の人はすっかり散り、寺社奉行の検使は帰りましたが、町役人や、役僧や、世話人はそのまま居残って、跡始末をしている最中でした。
「御免よ」
「あ、銭形の親分」
世話人達は、何がなしギョッとした様子です。
「すまねえが、その富箱をちょっと見せてくれないか」
「ヘエ――」
「その箱に腑に落ちねえことがあるんだ、ちょいと見せて貰おうか」
平次は気が立っていたせいもあるでしょう、ツイ日頃にもなく威猛高になりました。
「親分――いやさ、平次親分」
「何だい」
世話人の一人、原庭の顔役で相模屋の綱吉という好い男、本堂の青竹の手摺から見下ろすように平次に突っかかって来ました。麻裃は着ておりますが、拳骨を懐へねじ込んでイザといえば、これをパッと脱ぎそうな形になります。
「富は寺社奉行がお係りだ。町方の岡っ引が、何の因縁があって、そんな大きな口を利くんだ、帰れ帰れ」
「何だとッ」
「出直して来いってんだよ、銭形が何でエ、間抜けな面じゃねえか」