후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(六)結納の行方
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(六)結納の行方(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 142,597자 · 289화면
それをグイと引くと、二重蓋の一部の木目へ、一寸五分に幅二分ばかりの穴があいて、ちょうど富札を一枚そっくり呑むのです。念のために札を押し入れて、鋲を戻すと、札はスルリと飛出して、ちょうど穴一杯に塞ぐ形になるのでした。世話人が鋲を動かして、これだけの細工をした上から、長柄の錐で突いたところで、どうして立会いの役人や、境内の群衆に判るでしょう。
「野郎ッ、くたばってしまえッ」
見破られたと知って、一刀を引抜いて斬ってかかった綱吉は、
「えッ」
平次の投った富札に、もろくも額を割られて尻餅をつきました。
「御用ッ、神妙にせい」
利助の子分は、お品の指図を待つまでもなく、疾風のごとく本堂に乱入します。間もなく、綱吉も役僧も藤次郎も一網打尽、検使の役人のために数珠つなぎにされてしまいました。
*
「親分、有難うございました、お蔭で、いかさま富を見露して戴いて、どんなに人助けになったかわかりません」
お品は事がおわってから、つくづくこう平次に言いました。
「お品さん半分はお前さんの手柄だよ」
「冗談でしょう親分、それよりどうして藤次郎に目を付けなすったんです。後学のためにそれを教えて下さい」