일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(六)結納の行方

野村 胡堂

野村 胡堂의 銭形平次捕物控(六)結納の行方(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 142,597자 · 289화면

아오조라 문고

ガラッ八は驚いて飛出しました。

「用心しろ、デレデレしているととんだ目に逢わされるぞ」

平次の追っかける声に、ガラッ八はもう姿も見えません。昨夜の縮尻を取返して来るつもりでしょう。

翌る日一日、平次は皆川半之丞の身許を調べました。最初は中国浪人という触れ込みだけ、どこの家中とも解らなかったのですが、やがて、皆川半之丞というのは偽名で、御家人崩れか、旗本の冷飯食いか、とにかく、江戸侍に相違ないことだけは、見当が付いたのでした。

皆川半之丞の家に集まる四五人は、本郷から下谷へかけての堅気の小商人か、小旗本の奉公人で、下っ引に調べさせると、それが一脈の筋を引いていることは解りましたが、たった一日の探索では、それ以上の事は見当も付きません。

こんな時は鼻のいいガラッ八でも居てくれると、大いに助かるわけですが、残念ながらそれも、からかいすぎて寄り付かず、気を揉みながらとうとう三日目の夜になってしまいました。

「親分、皆川半之丞の家の横手に、こんなものが落ちていましたよ」

下っ引の一人が、小さい紙っ片を拾って来たのは、そのまた翌る夜の亥刻(十時)過ぎ。

「フーム」