일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(六)結納の行方

野村 胡堂

野村 胡堂의 銭形平次捕物控(六)結納の行方(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 142,597자 · 289화면

아오조라 문고

事件の全貌は、皆川半之丞の素姓が判りさえすれば、わけもなく見透せるような気がしますが、いくら浪人でも、歴とした二本差を、証拠も何にもなしに縛るわけにゆかず、寺に戸籍のあった時代では、簡単に前身や身分を洗う工夫もつかなかったのです。

しかし、疑問を織り出している綾糸は、一ヶ所から繰り出されているような気もしないではありません。その大本を衝くことが出来さえすれば、何もかも一ぺんにほぐれて行くのかも知れないのです。

少なくとも四方へ飛ばした下っ引が帰って来れば、何とか目鼻がつくでしょう。困ったことに、この二三日、皆川半之丞の家に、弟子達の集まる様子はなく、それを跟けて、巣を突き止める手段もありませんが、暇にあかして詮索をしたら、疑問の旗本の名前ぐらいは捜り出せるかも知れないのでした。

(――ところで、土に気をつけろ――とは何のことだ)平次の胸にはガラッ八の下手な仮名文字が浮びました。

いくら考えたところで、この謎の文句ばかりは解りそうもありません。(これはやはり、ガラッ八の手紙の通り、外廻りを見る方が早いかも知れない――)そう思い付いた平次は、人に顔を見られるのを憚るように、翌る日の早朝、まだ街の往来のろくにない頃を選んで、皆川半之丞の小さい浪宅から、長崎屋の大きな構え、それに続く自身番や、小商いの店のあたり