후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(六)結納の行方
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(六)結納の行方(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 142,597자 · 289화면
夜の明ける前に下手人を挙げたのが勝ということにしちゃどうだ」
「…………」
「こんど負けたら、俺は坊主になる」
万七はこうも言うのでした。
「あっしも銭形の親分が負けたら坊主になりますぜ、三輪の親分」
ガラッ八はたまり兼ねて口を出します。
「坊主っぷりはいいだろうな、八兄哥。とんだ罪作りだね、フ、フ、フ」
万七の舌は毒を含みますが、貫禄の違いでガラッ八の八五郎もその上応酬が出来ません。唇を噛んで、少し金壺な眼を光らせました。
「三輪の兄哥の前だが、企んだ殺しなら、すぐ解るが、相手が目隠しをしたのを見て、急に殺す気になったのだと、こいつは容易に解らないぜ、――とても一と晩じゃ」
平次は首を振りました。偶発的に機会を掴んで決行された殺しは、理窟でも手掛りでも、手繰りようのないのが普通だったのです。
「とにかくやってみよう。白旗直八は身を持崩しているが、元が元だから、女や子供に殺される人間じゃねえ。左孝を二階から突き落したのと同じ人間なら、すぐ解るはずだ」
万七はそんな事を言って左孝の手当をしている部屋へ行きましたが、打ちどころが悪かったものか思いの外の怪我で、まだ正気に返ってはおりません。