후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十一)懐ろ鏡
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十一)懐ろ鏡(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,130자 · 288화면
五
大坪家に二十年以上も住んでいる人間ですから、渡り用人並に、少しくらいは溜めていたところで引抜いて大伴の黒主などに化ける気遣いはまずなさそうです。
もっともこの屋敷のもので、一番背の高いのは右内で、これで夜目に若い侍と間違えられる見込みがあれば、少しは疑いの圏内に入るかもわかりません。
平次は女たち一人一人に、浜路の身持を訊きましたが、婿がねに定まった、三杉の次男坊を嫌い抜いてることは事実ですが、そうかといって、言い交した男があろうとは思われず、若い娘らしく、いろいろ奉公人たちと話はしていたが、さして執着した名前はなかったということに一致するのでした。
ここまで来ると、平次の探索もハタと行詰ります。この上はガラッ八が午吉を見付けるのを待つ外はないでしょう。
平次は最後にもういちど、婆やのお篠の死骸を見舞い、それから押入の中に首を突っ込んで、徳利が一本隠してあるのを見付けました。婆やはことの外酒好きで、そっと寝酒をやることは奉公人達も知っていましたが、徳利は綺麗に洗って酒の匂いもありません。
五
「親分、驚いたぜ――」
ガラッ八が帰って来たのは、中一日おいて三日目の昼過ぎでした。