후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十一)懐ろ鏡
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十一)懐ろ鏡(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,130자 · 288화면
「喜八が梯子段から落ちたのに、すぐその後からつづいて降りたお留が滑らなかったのは何よりの証拠だ。どうかしたら、梯子段の下に蒲団くらいは敷いていたかも知れないよ。油も一番上からではなく、梯子段の途中から塗ってあるだろう。もういちど行ってみるがいい」
「へえ――?」
「まだ俺の言う事が呑込めなきゃ、藤屋へ行って、家中を捜してみるがいい。お留は悧口なようでも下司な女だ。定吉を殺して三十両の金を奪ったのを、捨て兼ねて、どこかに隠しているに違いない。その金が見付かったら、その場でお留を縛るんだぞ」
「ヘエ――」
噛んで含めるように言われてガラッ八はようやく飛出しました。
「馬鹿野郎。こんな判りきった下手人が縛れなかったら、岡っ引なんかやめっちまえ、――折角向いて来た運を取逃すな」
*
翌る日、ガラッ八は首筋のあたりを撫でながら恐縮しきった様子で平次のところへやって来ました。
「親分、一と言もねえ。まさに見透しの通り、お留の阿魔が下手人でしたよ。――縄を打って引っ立てて行くと、笹野の旦那が褒めましたぜ。これが八五郎の手柄か、大したことだね――って」
「お前は何と言った」