후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十一)懐ろ鏡
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十一)懐ろ鏡(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,130자 · 288화면
「証拠が人を殺すかい」
「ヘエ――」
「人を殺す奴は人間だよ」
「ヘエ――、じゃどこへ行くんで」
「黙って伴いて来い、もういちど振り出しに戻るんだ。人を殺しそうな野郎を当ってみるんだ」
「ヘエ――」
平次の不機嫌さ、ガラッ八はそれを気にしながら、どこまでもついて行きました。馬道の三五郎の家です。
「御免よ」
「あ、銭形の」
格子を磨いていた二三人の若い者が、あわてて鉢巻を取りました。
一と月前の八月十七日の晩から、十八日の朝のことを思い出させるのは、かなりむずかしいことでしたが、幸いその晩は月が良かったので、多勢の若い者のうち、二三人の記憶がピタリと合って、
「あ、あの晩は月の良いのを夜が明けたのと早合点して、寅刻(四時)の鐘を卯刻(六時)と間違えましたよ、――利八の野郎はすっからかんになって戸が開くとすぐ飛び出しましたよ、――利八が帰ってから一刻(二時間)も経ってから本当に明るくなったようですが」
こんな話に落着きました。
「利八の家はどこだい」
と平次。
「山谷ですよ」
「有難う、それで解った」
平次は礼を言って飛び出すと、一気に山谷まで――、利八の巣を見付けるのはわけもありません。