후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十一)懐ろ鏡
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十一)懐ろ鏡(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,130자 · 288화면
平次は床几に腰をおろして、しばらくの暇を、こう静かに語り進むのでした。
芸藩の三人侍、鳴川留之丞と、鞍掛宇八郎、砧右三郎(砧右之助の父親)は無二の仲でしたが、腹の黒い鳴川留之丞が、永年に亘って役向きの非曲を重ねていることを発見した鞍掛、砧の二人は、涙を流して忠告し、聴き入れなければ、上役に訴えてもとまで強意見をしました。
鳴川留之丞はそれを怨んで、砧右三郎と鞍掛宇八郎が、役柄で預かっている芸州城の絵図面を盗み出し、多年積んだ不義の富を拐帯して江戸の坩堝の中に深く隠れてしまったのです。
そのため、責任者の砧右三郎は死に、鞍掛宇八郎は、長の暇になって芸州を退散、十二年の歳月を重ねて、ひとり鳴川留之丞を捜していたのでした。
砧右三郎の子息砧右之助と鞍掛宇八郎は、目的は同じながら、全く別々に行動しましたが、機会が熟したものか、二人ともほぼ一緒に鳴川留之丞の隠れ家――水茶屋の朝野屋を突き止め、夜となく昼となく中の様子を覗ったのです。押入って、ひと思いに鳴川留之丞の留助を討ち取るのはなんでもありませんが、それより先に二人は絵図面の隠し場所を突き止め、それを旧主浅野家に還さなければならなかったのです。