후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十一)懐ろ鏡
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十一)懐ろ鏡(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,130자 · 288화면
ガラッ八は大きな手を振ります。
「こうだよ。
――三年前、少しばかりの油断から、その方の縄に掛ったが、鈴ヶ森の処刑場に引出されるという間際になって、仲間のものの助勢で、首尾よく縄抜けをし、上方へ行ってしばらく時節を待った。しかし天下の大盗と言われたお狩場の四郎はこのまま老い朽ちる気は毛頭ない。生きているうちに、恩は恩、讐は讐で返し、悪事の帳尻を合せておかなければ閻魔の庁へ行って申し訳が相立たない。恩というのは、この四郎を助けてくれた仲間だけだが、讐の方は三人や五人ではない。そのうちでも忘れ難いのは、まず第一番に、この四郎の隠れ家を訴人して縛らせた上、女房のお冬を役人の手に渡し、自分は贓品買いの大罪を許して貰って、ぬくぬくと栄耀をつづけている、麹町六丁目の桜屋六兵衛一家。第二番目には、このお狩場の四郎を追った、その方銭形平次だ。その他にも怨んでいるのは三人や五人はあるが、それもいずれ追って思い知らせてやる。ところで昨夜は手始めに六丁目の桜屋六兵衛に押入り、六兵衛が掌中の珠と可愛がっている一人娘のお美代を殺害して来た。銭形平次の売り込んだ名前に嘘がなかったら、もういちどこのお狩場の四郎を縛ってみるがいい。