후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十五)茶碗割り
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十五)茶碗割り(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 109,804자 · 225화면
「新吉が文次郎さんを縛ってしまいましたよ。おっ母さんに泣き込まれて、私も弱ってしまいました。新吉へかれこれ言うわけにも行かず、そうかと言って田島屋のおっ母さんとは、お隣付合いで、子供の時分からお世話になっているし」
お品はよほど困った様子です。その後から、
「八五郎親分、倅を助けて下さい。倅は気の早い男だけれど、お喜多さんのお父さんを殺すようなそんな悪い人間じゃありません。新吉さんは――、あの晩倅がどこに居たか、はっきりしないから怪しいって言うそうだけれど、私はよく知っております。倅はお喜多さんに呼出されて、裏の空地で話していたんです」
涙ながらに言う老母の言葉の、妙に辻褄の合った真実性が、八五郎の胸に徹えます。
「よし、行ってみるとしよう、何かの間違いだろう」
飛出した八五郎は、一気に石原町へ――、利助の家には、幸い新吉もおりました。
「新吉兄哥、大変なことをやったんだってね」
八五郎の調子は頭ごなしです。
「何が大変」
新吉は少し屹となりました。
「文次郎を挙げたそうじゃないか。――あの男は下手人じゃあるまい、現に蜘蛛の巣――」
「俺もあの蜘蛛の巣に頭を突っ込んで、三日というものを無駄に過したんだ。