후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ しんへいけ
随筆 新平家
吉川 英治
吉川 英治의 随筆 新平家(ずいひつ しんへいけ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 213,575자 · 424화면
と知らせてくれた。
阿須那は古くから伯耆の大山市や豊後の浜の市と並び称された牛馬の市で、そこの賀茂神社には、いけずきを繋いだカヤの木もあり、旧長州藩主の、いけずきを歌った和歌が遺っているという。馬にまで遺蹟があるかと驚いたことだった。まったく日本は伝説の国といってよい。
いけずきが、どうして水馬に長けていたかという、おもしろい炉辺話も書いてよこされたが、それは略しておく。古書に“生”とも書き“池月”とも書いてあるが、どっちがほんとか分からない。自分としては、どうも生がほんとではないかという気がする。異相のある悍馬で、生餌などを好んだので、そんな名を附したのではあるまいか。
宇治川の合戦も、義仲の粟津ヶ原の戦死も、一月二十日の朝から夕方までのたった一日の出来事だったが、この大捷報が、即刻、京から鎌倉へ早打ちされたことはいうまでもない。
吾妻鏡によると、この飛脚が、鎌倉へ着いたのは、一月二十七日の未ノ刻(午後二時)とあって、第一報が安田義定、次に、蒲冠者範頼、源九郎義経、一条忠頼といった順に、ほとんど同日に参着している。
こんな天下の大事も、その道中には、ざっと一週間の日時がかかっているわけだ。