일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ずいひつ しんへいけ

随筆 新平家

吉川 英治

吉川 英治의 随筆 新平家(ずいひつ しんへいけ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 213,575자 · 424화면

아오조라 문고

わけて八ツの幼帝と、二十九の御母にいたっては、われわれとおなじ感情の人間であったとは考えたくないほど悲惨であり可憐である。今日の中から想像を馳せるだけでも余りにつらい人間の仕業と社会の組織であった。(三〇・一一・六)

*

壇ノ浦の顛末はこの回でやっと終わった。じつは新春早々悲愁な場面もどうかなどと思い、歳末号までにこの辺を書き終わる意図であったのが、つい筆が伸びてしまったのである。が、正月のこたつで、数世紀前の寿永四年春と、昭和三十一年の正月とを、生きくらべる気持で読んでもらえるなら、この方がまた、べつな意味ではよかったかとも思っている。次号からは、まったく別天地となった寿永終戦の翌日からのことを書く。終戦体験はついきのう、ぼくらも身に舐めて思い知らされたことである。自然、それらの体験も書く上に滲み出すかと思う。

歴史小説についての意見がしきりに近ごろいわれるにつれて、史実と小説とのけじめ、扱い方なども、注意をひいているようである。ところが事実と史実の境すら厳密には明確なものではない。史実かならずしも事実ではないのである。

いまそれについて縷述する気もちはないが、壇ノ浦前後のことも、吾妻鏡、玉葉などの、わずか数行の当時のニュース、報告の類が、史実といえば史実といえる程度のもで、古典平家も時を