일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ずいひつ しんへいけ

随筆 新平家

吉川 英治

吉川 英治의 随筆 新平家(ずいひつ しんへいけ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 213,575자 · 424화면

아오조라 문고

問題の弁慶は、この巻にも出るが、自分として能うかぎりな要意をもって書いたつもりである。また彼と義経との関係、義経と名のる二人の同名異人があったことなど、史料せんさくもまたおもしろい仕事であった。東大の史料編纂所の人とか源平史を専攻している歴史家などが、この「新・平家」に好意のある会合までして、素材や忠言を惜しみなく示してくれたことなどありがたく思っている。また旅行先では、いつも未知な郷土史家の人々から、さまざまな便宜や材料の提供にあずかっている。考えてみると第九巻というこれまでの累積には、ぼくならぬ人々の支持や愛情にも囲まれていた。感謝のほかはないし、かえりみてまた、謙虚にならざるをえない。

旅行といえば、週刊朝日でもちょっと書いたように、この初冬には、木曾、飛騨、富山、金沢地方へかけて、長途の史蹟旅行をやり、途上で得た史話、口碑、随所の見聞など、この“しおり”に紀行を載せるつもりだったが、もう余白がないし、この小ページでは書き尽せないので、来春号の別冊週刊朝日にでも掲載させてもらうことにする。

たれでも年暮というと多忙と多感に迫られるが、机上の仕事にも、歳寒の思いと、雑忙がやってくる。