일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

がん

雁

森 鴎外

森 鴎外의 雁(がん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 73,950자 · 147화면

아오조라 문고

ある。根津で金のいるものは事務所に駈け附ける。吉原でいるものは出張所に駈け附ける。後には吉原の西の宮と云う引手茶屋と、末造の出張所とは気脈を通じていて、出張所で承知していれば、金がなくても遊ばれるようになっていた。宛然たる遊蕩の兵站が編成せられていたのである。

末造夫婦は新に不調和の階級を進める程の衝突をせずに、一月ばかりも暮していた。つまりその間は末造の詭弁が功を奏していたのである。然るに或る日意外な辺から破綻が生じた。

さいわい夫が内にいるので、朝の涼しいうちに買物をして来ると云って、お常は女中を連れて広小路まで行った。その帰りに仲町を通り掛かると、背後から女中が袂をそっと引く。「なんだい」と叱るように云って、女中の顔を見る。女中は黙って左側の店に立っている女を指さす。お常はしぶしぶその方を見て、覚えず足を駐める。そのとたんに女は振り返る。お常とその女とは顔を見合せたのである。

お常は最初芸者かと思った。若し芸者なら、数寄屋町にこの女程どこもかしこも揃って美しいのは、外にあるまいと、せわしい暇に判断した。しかし次の瞬間には、この女が芸者の持っている何物かを持っていないのに気が附いた。