일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せいねんのしさくのために

青年の思索のために

下村 湖人

下村 湖人의 青年の思索のために(せいねんのしさくのために)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,550자 · 203화면

아오조라 문고

ゆっくり飛べ。

というものであります。この言葉は、おそらく、人生の大飛行に出発しようとするものにとっても、決して無用ではなかろうと信ずるのであります。

「私は深夜、或いは夜明け前に、村里を一人で巡視することにした。しかし私は彼等が夜遊びをしていようと朝寝をしていようと、一度も面と向って訓戒をしたり、叱ったりはしなかった。私はただ自分のつとめとして、せっせとまわってあるいたに過ぎないのである。

ところが、こうして寒暑をいとわず毎日つづけているうちに、一二ヵ月もたつと、私の足音をきいておどろく者、足あとを見てあやしむ者、また、たまには道で出会って、めんくらうものなどが出来て来た。そこで彼等も次第に恥じおそれ、相戒めるようになり、月日がたつにつれて、夜遊び、ばくち、けんかなどがなくなったのはむろんのこと、夫婦の間や下女下男などの間の荒荒しい言葉までもが聞かれなくなって来たのである。」

翁はかように、強権を用いず、おもむろに住民の良心を呼びさまし、住民自身の伸び行く生命の力に訴えて、桜町復興の大事業に見事成功したのであります。

伸び行く生命の力のみが真の勝利を約束するというのが、要するに二宮翁の人生哲学、事業哲学であり、翁はこれを自分一箇の生活に適用すると共に、社会共同の生活の上にも適用したのであります。