일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まじゅつし

魔術師

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 魔術師(まじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,264자 · 280화면

아오조라 문고

と、さも惶しく云うのだ。

商売柄、明智はさして驚きもせぬ。何か犯罪に関係があるなと思ったので、云うがままに室内に招じ入れて、ドアを閉め、スチームの暖房装置に近い椅子を勧めた。

「夜中失礼だと思いましたけれど、大変なことが起ったものですから」

女は詫言をして、やっと外套を脱いだ。

「ア、君は、文代さんじゃないか」

女の顔を一目見ると、明智がびっくりして叫んだ。今も今とてその人のことを考えていた、賊の娘の文代に相違ないのだ。

「エエ、あたしここまで抜け出してくるのが、やっとの思いでした。サア、早く外出の御用意をなすって下さいまし。玉村さん御一家の方々の命にかかわる大事です。父を捕えて下さいまし。あの悪者の父をこらしめて下さいまし」

文代は泣かんばかりに云うのだ。娘が父を捕えてくれとは、よくよくのことである。

聞いて見ると、文代は隅田川の川口に碇泊している、例の怪汽艇の一室にとじこめられていたのだが、次の室で賊の部下達が話しているのを聞いて、小石川の旗本屋敷の陰謀を知り(彼女は前章に記した賊の悪企みを、手短かに語った)非常な苦心をして汽艇を抜け出し、タクシーを飛ばして明智の住いへかけつけたというのだ。