일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まじゅつし

魔術師

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 魔術師(まじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,264자 · 280화면

아오조라 문고

ということで、福田氏も実はそれを考えていたものだから、早速その晩、実行することになった。

二郎青年は、約束通り一睡もせず、日が暮れるとから、懐中電燈を用意して、福田氏の寝室の窓の外の庭だとか、扉の外の廊下などを、一晩中歩き廻って、厳重な見張りを続けた。

「猫の子一匹、塀の中へ這入ったものはありませんでしたよ。どうです。まさか昨夜は紙切れは来なかったでしょう」

朝になって、叔父の部屋へ這入った二郎は、「それごらんなさい」と云わぬばかりに、得意らしく尋ねた。

だが、これはどうだ。福田氏は又新しい紙切れを持っていたではないか。

「これをごらん。ちゃんといつもの通り毛布の上に置いてあった。わしも今夜こそ正体を見届けてやろうと思って、一睡もせぬつもりでいたんだが、明け方近く、ついトロトロとした隙にこれだ。実に不思議な事もあるものだよ」

で、今朝の紙切れには、順序に従って、「八」と記してあった。福田氏の想像によれば「もうあと八日しかないのだぞ」という恐ろしい意味を含んでいる。

そうなると、新青年の二郎も、やや本気になって、それから福田家に泊り込み、書生などにも手伝わせて、二晩三晩、曲者の正体を見届けようと努力したが、遂に何の発見する所もなかった。