후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
まじゅつし
魔術師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 魔術師(まじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,264자 · 280화면
殊に善太郎氏は、大嫌いな蛇がからんでいるだけに、怖気をふるって、極度に用心深くなった。
家内のもの四人の寝室がとりかえられた。同じ廊下に面した四つの洋室が、奥から一郎、妙子、善太郎氏、二郎の順で割当てられた。幸いその廊下は奥が行止りになっているので、窓さえ用心すれば、通路と云っては廊下の入口たった一箇所であった。廊下の窓も四つの寝室の窓も、窓という窓は鎧戸を閉め切った上、ガラス戸は凡て釘着けにしてしまった。廊下の端には、交替で寝ずの番が立った。しかも、寝につく時には、四人とも、各自の部屋のドアに、内側から鍵をかけることにした。
善太郎氏は、それでもまだ安心が出来なかった。自分の家ではあるけれど、若しや知らぬ間に、部屋の中に秘密戸でも出来ていはしないかと明智小五郎の助けを借りて、四つの寝室を、床と云わず天井と云わず、壁と云わず、一寸角も余さず、綿密に検査して、どこにも異状のないことを確めた。
糸の様に細く伸るという蛞蝓の様な怪虫なら知らぬ事、どんな小さい蛇さえも、全く這入る隙はなかった。まして蛇使いの大入道なぞ、絶対に忍び込む余地はない。先ず先ずこれで安心だ。