轻松读懂日语经典作品
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
01 乾雲坤竜の巻
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 340,187 字 · 666 页
その姿である。急にかたき討ちの旅を思いたってこれからただちに出発するところ――とでもいいたい身ごしらえだ。
大筋の小袖に繻子のめうちの打割袴、白布を縒った帯に愛刀を横たえ、黒はばきわらんじに足を固め、六角形に太ながら作り鉄のすじ金をわたして、所どころに、疣をすえた木刀を杖にした扮装、古めかしくもものものしい限り…。
それがまた。
いま各務房之丞が、先生よりおはなしがござると言ったので、なみいる弟子ども、改まってハテなんだろう? と皆固唾をのんでいるにかかわらず、そこへ悠然と現れた軍之助は、かたく口を結んでちょっと場内を見渡したまま、ちょっと房之丞に眠くばせをすると、それなりつかつかと一方の壁へ向かって進んだが――たちまちピタリととまったのが、あの三略の言を墨痕に躍らせた額の真下。
そこに、ずらりと横に門弟の名札が掛かっている。
筆はじめは、いうまでもなく師範代各務房之丞。
次席 山東平七郎。
第三に、轟玄八。
四に、岡崎兵衛。
五、秋穂左馬之介。
大屋右近。
藤堂粂三郎。
乾万兵衛。
門脇修理。
以下二百名あまり。
めいめい一枚でも二まいでも札のあがるのを何よりの励みに日常の稽古を怠らないのだが、今、この腕順の名ふだの下に立った剣師軍之助。