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エタにたいするあっぱくのえんかく
被差別部落とは何か
喜田 貞吉
喜田貞吉『被差別部落とは何か』。同一底本的分册已合并为一书。收入:エタに対する圧迫の沿革、特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ、特殊部落の人口増殖、特殊部落の言語、特殊部落と通婚問題、特殊部落と寺院、特殊部落と細民部落・密集部落、沙門と屠児、来り人の地位と職業、遠州地方の足洗、エタと非人と普通人、エタ源流考、「特殊部落研究号」発行の辞、「特殊部落」と云う名称について、『切支丹と旧エタ』について、「エタ」名義考、編輯雑感。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 133,169 字 · 267 页
13 傀儡子と賤民
そしてその大体は、もとやはり社会の落伍者なる浮浪民が多かった事と存じますが、これも今一々は申し上げません。
13 傀儡子と賤民
今日では山家が浮浪民中の主なものとなっておりますが、昔は傀儡子と言ったものがありました。後世では人形使いのことのみを傀儡子だと心得、人形の事を傀儡だと云っております。よく新聞記事などに、誰は誰の傀儡である、誰は誰を操る傀儡子だなどということを言っております。黒頭巾や黒装束に隠れて人形を使っているのが傀儡子、使われているのが傀儡だとのみ思っているのです。しかし昔の傀儡子は、そんな狭いものではありません。人形使いも無論傀儡子ですが、その仲間の遊女のことをも傀儡と云っておりました。傀儡子も傀儡も、共に「くぐつ」と読んで、そのほかいろいろの事もやっています。「万葉集」に遊行女婦というのは遊女で、これまた一つの「くぐつ」であった。この傀儡子のことを詳しく書いたものには、大江匡房の「傀儡子記」というのがありまして、これには平安朝当時の傀儡子の有様が、手に取る様に見えております。これに拠りますと、彼らの職業は主として狩猟でありまして、常に弓馬に熟し、また剣舞の様な事、大神楽の様な事、人形舞わし・物真似・手品使いの類、種々の伎芸をやっておった。