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キリストきょうにゅうもん

キリスト教入門

矢内原 忠雄

序「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>門をたたけ「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第一章 人生と宗教「嘉信第十四巻第八・第九号」嘉信社、1951(昭和26)年8・9月<br>キリスト教入門第二章 いかにしてキリスト教を学ぶか「嘉信第十四巻第十・第十一号」嘉信社、1951(昭和26)年10・11月<br>キリスト教入門第三章 キリスト教の歴史「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第四章 キリスト教の神観「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第五章 キリスト教の人間観「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第六章 キリスト教の救済観「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第七章 基督者の生涯「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教早わかり「嘉信第九巻第六・第七・第八号」嘉信社、1946(昭和21)年6、7、8月<br>無教会早わかり「嘉信第十巻第四号」嘉信社、1947(昭和22)年4月<br>聖書について「嘉信第十巻第七号」嘉信社、1947(昭和22)年7月<br>イエスの生涯「キリストの生涯」郵政省、1949(昭和24)年2月<br>あとがき「キリストの生涯」郵政省、1949(昭和24)年2月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 119,257 字 · 234 页

青空文庫

聖餐ということの意味も全くそこにあるのです。イエスを信ずるということと、同じイエスを信ずることによって汝らは一つの肉に連なる兄弟姉妹であるということと、この二つのことを象徴するものが聖餐という儀式なんです。

これに類似の慣習も昔からいろいろの民族に行なわれたことでありまして、支那の小説に『三国志』というのがありますが、関羽と張飛とが兄弟の誓いを立てます時に肱を切って互いに血をすすります。台湾のある蕃社では、兄弟の誓いをする時に長い竹の筒に酒を入れ、飲み口を両端につけまして、同時に口をつけて酒を飲む。それによって一つに連なって、兄弟となる。こういう儀式はいろいろの民族にいろいろの形であります。キリストはパンをさき葡萄酒を飲むということによって、信仰によりてイエスと一つになるということと、イエスを信ずる者は兄弟として一つになることと、その二つのことを示されたのです。だからそれは象徴なんです。そしてそれは非常に深い意味のある象徴ですから、イエスの天に昇られた後弟子たちの間で行なわれ、それが教会の伝統として伝わってきたのです。けれどももちろん重要なのは意味であって、象徴ではありません。