轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
キリストきょうにゅうもん
キリスト教入門
矢内原 忠雄
序「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>門をたたけ「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第一章 人生と宗教「嘉信第十四巻第八・第九号」嘉信社、1951(昭和26)年8・9月<br>キリスト教入門第二章 いかにしてキリスト教を学ぶか「嘉信第十四巻第十・第十一号」嘉信社、1951(昭和26)年10・11月<br>キリスト教入門第三章 キリスト教の歴史「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第四章 キリスト教の神観「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第五章 キリスト教の人間観「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第六章 キリスト教の救済観「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第七章 基督者の生涯「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教早わかり「嘉信第九巻第六・第七・第八号」嘉信社、1946(昭和21)年6、7、8月<br>無教会早わかり「嘉信第十巻第四号」嘉信社、1947(昭和22)年4月<br>聖書について「嘉信第十巻第七号」嘉信社、1947(昭和22)年7月<br>イエスの生涯「キリストの生涯」郵政省、1949(昭和24)年2月<br>あとがき「キリストの生涯」郵政省、1949(昭和24)年2月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 119,257 字 · 234 页
第五章 キリスト教の人間観
一 考える葦
ことに神が「父」なる愛の神であることは、生涯の実験を通してのみ明らかに知り得る真理である。
第五章 キリスト教の人間観
一 考える葦
人間というものは不思議な存在である。パスカルは、人間は「考える葦」だと言ったが、東洋流に言えば、「五尺の体に宇宙を宿す」と言ってもよかろう。葦のような脆弱な身心をもちながら、思考するという不思議な力をもっている。五尺の小さい身でありながら、宇宙の大を考えることができる。学問や芸術に精進するかと思えば、身体のちょっとした故障にきげんをわるくし、神をしたうかと思えば、獣にひとしい餓鬼道に陥る。天と地との間にはさまった矛盾のかたまり、それが人間の姿であるように思われる。
人間は理性によってさまざまの感覚と感情を統制し、一人の人間が一個の小宇宙として、統一ある存在を保っている。しかし精神分裂症になれば理性の統制は失われ、人間の内蔵するさまざまの矛盾はそのまま外に現われて、人間は渾沌と化する。この人間における調和と矛盾、統一と渾沌はほんの紙一重であって、たとえ精神分裂症とまではいかなくても、人はしばしば自己に対する統制力を失い、我と我が身をもてあます。