轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

よじげんひょうりゅう

四次元漂流

海野 十三

「子供の科学」1946(昭和21)年3月~1947(昭和22)年2月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 63,363 字 · 128 页

青空文庫

ベッドは右奥の壁に――。

「ゆ、雪子、雪子……」

突然昂奮した女の声がして、研究室の中へ駆け込んできた者がある。武平が、さっと顔色をかえて寝室を飛びだした。

「おい、どうしたんだ、そんな頓狂な声をあげて。……おい、落着きなさい」

「ああ貴郎。雪子ですよ、雪子が今、ここへ入ってきたでしょう」

「なに、雪子が……」

武平の声がふるえた。

「さあ、わしは見なかったが……もっとくわしく話をなさい」

道夫も、川北先生もすぐかけつけたが、昂奮している主は、雪子の母親だった。その母親のいうことに、たしかに雪子と思われる後姿の人影が、こっちの離家へ向って廊下を歩いていくのを見かけたので、すぐ声をかけながら後を追ってきたのだという。

この話は一同をおどろかせた。そこで声をかけながら皆は其処此処を懸命に探したが、雪子の姿はどこにもなかった。どこからかでていったのではないですかと川北先生が聞いたが、武平夫妻の話では、この離家は出口がないのででていける筈はないし、窓も皆しまっているという。まことに変な話だ。

「お前、気の迷いじゃないか」

武平はきいた。すると母親は首を強く左右へふって、