轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

よじげんひょうりゅう

四次元漂流

海野 十三

「子供の科学」1946(昭和21)年3月~1947(昭和22)年2月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 63,363 字 · 128 页

青空文庫

復元協力

そしてその交点は始めいきなりあらわれ、そして動き、やがて消えうせる。このふしぎな現象を、二次元世界では幽霊を見たんだと結論する、――雪子学士は、こういう意味のことを図解によって道夫に話をして聞かせたのであった。

「ねえ、道夫さん。今のお話がわかると、こんどは次元を一つあげて考えてみたいのよ。今あたしたち三次元世界をつらぬいて四次元世界の物体が通過したとすると、あたしたち三次元世界の生物は、それをどんな風に感じるでしょうか」

「さあ!」

「四次元の物体はどんな形のものだか、あたしたち三次元生物には、どんなに首をひねったってわかりっこないんです。しかしその四次元の物体が、あたしたちの三次元世界に交わると、その切口はあたしたちにも見えるわけね。ちょうど前のお話で、水の平面の世界にすんでいる生物が、お芋を一つの円と見たと同じように。――だからあたしたち三次元世界においては、四次元物体の切口が立体に見えるわけなのよ。ここが重要な点ですよ」

「何もない空間に、とつぜんあらわれたぼんやりした影のような形。それがだんだんはっきりしてきて、やがて人形か何かになる。が、それがいつしかぼんやりかすんでいって、おしまいにはふっと消えてなくなる。