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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 88,963 字 · 176 页
山「いや、それに就いても種々話があるが、此の浦賀中で私の相談相手というはお前ばかりで、侠気を見込んでお頼み申してえ事があるが、尤も決して他に漏れんように、口外してくれちゃア困るが、又それを聞いて旦那どうも其れは好くねえ、斯うしたら宜かろう、それは止すが宜いと云って止めても困るが、何うだえ止めやアしめえのう」
半五「どんな事だか旦那まア仰しゃって、止めるも止めねえもない、何ですか」
山「その返辞を聞かねえ中は話されねえ、何うだ決して止めやアしめえな」
半五「止るって止ねえとって私も男だから云うなといえば口が腐っても云やアしねえ」
山「それは有難い、実は半五郎、斯ういう訳さ」
とこれから山三郎が圖書が悪事の一条から、其の女房お蘭を助けて上総の天神山の松屋に匿まって置く事から、外見の場所でこれ/\耻しめた事から、掛合いに参って果し状を附けて、今晩粥河と出合をして、それから圖書が降参して、遂に改心して、隠家を退散するというまでになり、また圖書が頼みに依って明晩竹ヶ崎の南山へ乗込んで同類を追払って、この土地を洗い清めようという我が了簡から一部始終を詳しく話して、