轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

えいきゅうへいわのせんけつもんだい

永久平和の先決問題

大隈 重信

「大觀 第二卷第一號」大觀社、1919(大正8)年1月1日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 11,090 字 · 22 页

青空文庫

かの露西亜も、普魯西も、墺太利も、その専制的国家は最後の息を引き取って残り無く滅亡し、民主的国家が新たに勃興してこれに代るべきであったのに、その時にはまた自ずから種々の錯綜せる関係あり、更に国内の別種の歴史等があって、容易にその理想の実現の捗らざるに際し、更に仏国内にはこの風雲の変に乗じて一大天才ナポレオンが擡頭し、しきりに四境を侵略して毎戦必ず勝つというが如き現象を呈したがために、せっかく開き始めた自由、平等、博愛の思想の萌芽が妨げられ、やがてこの怪傑は最後の顛蹶を招いたけれども、続いて起った独逸民族はまたも戦勝に眩惑して自己を以て独り優秀なる民族と恃み、その文明を以て世界に卓越したるものと思い做し、ここにカイゼルの野心を長じてあくまで他民族とその文明とを劣等視してこれを支配せんと欲し、命に従わずんば力を以てこれを征服せんと謀った。これが抑々このたびの大乱の禍因を為したものであったが、彼は今日の窮境に陥るまでは頑冥にして悟るところ無く、更に驕慢なるこの民族主義に付加するに謬妄なる宗教的意識を以てし、中世紀の君主神権説をば二十世紀の今日に復活させ、人類全体に光被すべき神の愛をば独り独逸民族、なかんずくその君主の上に最も厚く臨むものと考えた。