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エタにたいするあっぱくのえんかく
被差別部落とは何か
喜田 貞吉
喜田貞吉『被差別部落とは何か』。同一底本的分册已合并为一书。收入:エタに対する圧迫の沿革、特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ、特殊部落の人口増殖、特殊部落の言語、特殊部落と通婚問題、特殊部落と寺院、特殊部落と細民部落・密集部落、沙門と屠児、来り人の地位と職業、遠州地方の足洗、エタと非人と普通人、エタ源流考、「特殊部落研究号」発行の辞、「特殊部落」と云う名称について、『切支丹と旧エタ』について、「エタ」名義考、編輯雑感。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 133,169 字 · 267 页
おそらく彼らの子孫自身も、父祖がもとそんな者であった事を知らないのであろう。そこで近ごろ或る部落有志者の概算では、大略百二十万ないし百三十万はあるであろうという。甚だしいのに至っては、百五十万もあろうなどという統計を見積っているが、今仮りにまず最も少く見て、概算百十二三万人としたならば、部落民の総数は内地人総数の約五十分一、すなわち五十人中に一人ある割合に相当することとなるのである。すなわち内地人全体が明治四年から四十七年余の間に七割六分弱を増す間に、部落民のみの間では、二倍と一割強の数を増しているので、その増加率に於いて、実に普通民の二倍八分に相当しているのである。(さらにもしこれを百五十万と見積ったならば、内地人総数の約三十八分の一となり、明治四年以来四倍と二割弱の増加をなし、その増加率に於いて普通民の四倍二分に相当することとなるのであるが、それは余りに多きに過ぎる様に思われる。)
さらにこれを近く十二年間の京都府下だけの異動について見るに、明治四十年の調査では三万三千二百九十一人であったものが、本年初めの調査では、四万二千七百〇二人で、二割八分強の増加となっているのである。